先日まで放送されていた
日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」を
楽しく観ていました。
個人的に今年は、去年までと比べて、
俳優さんのお芝居に注目した
1年だったなぁと思います。
映画「四月になれば彼女は」の
佐藤健さんのお芝居には
すごく、いろんなものを感じました。
また、映画「夏目アラタの結婚」の
ドラマで言うと「君が心をくれたから」の
山田裕貴さんだったり、
「アイのない恋人たち」と
「マウンテンドクター」の
岡崎紗絵さんなど、
いろんな俳優さんに対して
良いなぁ、凄いなぁ、と思えた
1年でした。
そんな中で、個人的に1番
「良いなぁ」と思ったのは、
「海に眠るダイヤモンド」の
主演・神木隆之介さん。
現代の東京のパートが
同時進行で進んでいくドラマで、
神木さんは端島パートでは
明るく爽やかな外勤職員「鉄平」の役、
現代パートではホスト「玲央」の役。
2役を演じていたのですが、
どっちもすごく自然で、
端島では鉄平にしか見えないし、
現代パートではホストにしか見えなくて、
この人なんでもできるんだなぁと
思いました。
顔や名前は知っていても、
今までちゃんとお芝居に注目して
見ていなかった俳優さんが
たくさんいます。
来年も、いろんな俳優さんのお芝居に
注目して、いろんなものを感じて、
いろいろ語れるようになって、
心豊かに過ごせたら良いなぁと
思ったりします。
さて、その「海に眠るダイヤモンド」の
第4話で、神木さんの
ナレーションで次のような
セリフがありました。
_お国の偉い人たちが
いつの間にか始めた戦争は
勇ましい言葉とともに
国中に染み込んでいった。
日本は、戦争に負けた。
人を殺して、殺されて、
たくさんの国に恨まれて⋯
何が残った_
個人的に今年は、
映画やドラマをたくさん観ただけでなく、
去年までに引き続き、
政治や世界情勢に興味を持った
1年でもありました。
ロシアのウクライナ侵攻や
未だに続いていて、
日本付近も非常に不安定な状況。
そんな中で、自分が毎週観ている
テレビ番組「日曜報道 THE PRIME」の中で
橋下徹さんが次のような旨のことを
言っていたのが印象的でした。
_自民党の保守政治家は
異性の良いことばかり言うが、
彼ら彼女らは絶対戦場に行かない_
本当に、その通りなんですよね。
もちろん、戦争を抑止するために
軍事力は必要だと思うし、
石破政権には左派政党やメディアの
揚げ足取りにつき合わず、
粛々と防衛力強化に取り組んで欲しいな、
とは思います。
ただし、自民党内のいわゆる保守派を
自称する人たちは、
「日本の領土、領海、領空を
守り抜かないといけない!」
「日本の独立を守る覚悟を
持たないといけない!」と、
威勢のいいことは言いながらも、
結局それって口だけじゃないですか。
戦争とは殺し合いであり、
人が死ぬということ。
それがどういうことなのかというのを
本当に本気で考えては
いないわけです。
「最後の停戦論」という本の中で、
次のようなことを言っています。
_佐藤:自民党はなぜこれほど
勇ましく出られるのか。広島サミット前に、
一時期は殺傷能力のある武器を
ウクライナに供出しようとしていましたよね。
鈴木:勇ましいことを言う自民党の
政治家たちは、イケイケどんどんでした。
佐藤:しかし、公明党が反対したらすぐに
しゅるしゅるっと小さくなって
威勢のよさは失せてしまう。
西側連合として兵器を出さなければならない、
それに反対するのなら公明党は
連立から出て行ってくれと、
肚を括って発言しているのならともかく、
言葉の威勢の良さと実態は
まったく違っていた。
ふにゃふにゃした印象ですね_
これは本当に、おっしゃる通りだな、と
いう話です。
Twitterなんかを見ていると、
いわゆる「ネトウヨ」のような人って
いっぱいいるんだなと思いますけど、
そういう威勢だけは良い、
口だけの右派政治家の思想を
真に受けてしまうとすごく危険です。
もう1度言いますが、戦争とは殺し合いです。
殺し合うことの無惨さ、
悲しさをもっともっと真剣に
考えるべきだと思います。
やっぱり戦争を避けること、は
常に最優先のテーマであるべきです。
もちろん「日本の独立を守ること」は
言うまでもなく大切ですが、
戦争とはどういうことなのか、を
もっと足元から考えるべきなんじゃ
ないかな、という気がします。
来年以降も日本が平和であることを
祈っています。