山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

少子化は改善すべき問題ではない

 

少子化とはつまり、

「生き方の多様化」です。

 

「幸せ」の尺度がどんどん

多様になっていく中で、

結婚することや子を持つことが

必ずしも「幸せ」ではないよね、と。

 

ひとりで暮らすことも「幸せ」だし、

子供を作らずに夫婦2人で

暮らすことも「幸せ」だよね、という、

人それぞれの幸せの尺度が広がっていった

結果なんだろうと思います。

 

 

それは、かつては高度経済成長を果たして、

「ジャパンアズナンバーワン」という

時代を経て、頑張って働けば

どんどん経済が成長していくという

熱を帯びた時期というのがあった、と。

 

ただ、ある程度のところに行くと

日本経済は「成熟」して、

成長していく余白が少なくなっていく。

 

それでも、ジャパンアズナンバーワンを

身をもって知っている人たちは

若い人たちに対して、熱い気持ちを持って

日本経済の成長に貢献することを求める。

 

それで、だんだんと現役世代は

「無理をして」働くようになり、

その結果が「生産性のない人間は

生きる価値がない」と言わんばかりの

息苦しい社会です。

 

決して経済的に貧しくない日本で、

年間3万人以上の自殺者が出ているという

異常さ。

 

そんな疲弊した社会全体の空気が、

「誰かに決められた幸せ」ではなく

「自分にとっての幸せ」を追い求める

人を増やしているんだろうと思います。

 

別にいいじゃないですか、

人口が減ったって。

 

この小さな島国に1億2千万人も

いることが異常なんです。

 

大切なのは、1人ひとりが幸せな日々を

送ることができるっていうことなんだろうと

思います。