和を以て貴しと為す。
人々が協調することの大切さを
述べているこの言葉は、
書いてあります。
人々の心が調和することが
大切なんだ、と聖徳太子は
言っているわけですが、
聖徳太子というのは
西暦600年くらいの時代の人です。
それから現在まで1400年くらいの
月日が経っています。
1400年間、日本にはこの
「和を以て貴しと為す」の精神が
ずっと生き続けているんですよね。
わび・さびだったり、趣だったり。
他人を想うことの美しさ、
「余白」の美しさ、
見えないものを想像する美しさと
いうのが、日本の文化を作ってきた。
だから、日本人とは何なのかと
考えたときに、
恐らく日本人というのは、
美しい想像力のある民族なんですよね。
他人と協調することの大切さを知っている。
自分のことばかり考えるのではなく、
みんなで仲良くすることが重要。
人の気持ちを考える想像力が
あって、ちゃんと空気を読めるって
いうのが、日本人なんだろうなと
思います。