山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

【哲学】キリンは高いところの葉っぱを食べるために首が長くなったのではない、という話

 

キリンは、高い場所の葉っぱを

食べるために首が長くなったのでは

ありません。

 

生存競争の中で、たまたま

首が長いという個性を持って産まれた

個体が生き残ったので、

結果論として、

キリン=首の長い動物になった。

 

進化というのはそういうものなんですね。

 

人間であっても、陸上競技

生き残るために足が速くなるのではなく、

たまたま足が速いという能力を持って

生まれた人が陸上の世界で生き残る。

 

だから、「陸上選手=足が速い」という

公式が成立するわけです。

 

 

そう考えると、例えば力仕事に

適応するために筋肉がついていくのか?

ということを考えると、

厳密に言うと違うと思うんですね。

 

体育会系のポテンシャルを持った

人間だからこそ上手く筋肉を

発達させることができて

生き残る、というだけであって、

ポテンシャルのない人間は

いくら経験値を積んだって

なかなか筋肉がつかないんですよね。

 

頭を使う仕事にしたって、

それに適応して脳が賢くなるのか?というと

そんなことはなくて、

たまたま頭が良いという

ポテンシャルを持って生まれた人間が

どんどん賢くなっていって

生き残るというだけであって、

そのポテンシャルが無い人は

どれだけ経験を積んだって

難しいことは理解できないまま。

 

結局のところ、個性を生かすというのが

1番大切なんですよね。

 

首の短いキリンは、

低いところにある草や木っていうのが

十分にある環境だったら

生き残れていたんです。

 

たまたま、環境や他の動物との

兼ね合いで、低いところに草や木が

少なかったので、競争に負けてしまったと

いうこと。