山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

【政治】軍事力はナイフ。「危ないから持ってはダメ」ではなく、使用方法を守れば良い

 

先日、東出昌大さん主演の

Winny」という映画を見ました。

 

実在したプログラマー金子勇さんという

人の役を、東出さんが演じています。

 

金子さんはWinnyというソフトを開発した。

 

すると、そのソフトを悪用し、

いろんな映像を無許可コピーする人たちが

現れて、Winny著作権侵害を横行させる

ソフトになっちゃったわけですよね。

 

それで、開発者である金子さんは

果たして罪になるのかどうか?というのを

描いた映画でした。

 

その映画の中で、弁護士たちの会話で

こんな会話が出てきます。

 

A「例えばこのナイフでお前を刺殺したと

するやろ。そしたら誰が捕まる?」

 

B「そりゃ、あんたに決まっとるやろ」

 

A「そうやろ?でも問題は、このナイフを

作った人を罪に問えるか?っちゅう話や」

 

 

 

世の中には、ナイフを使って

人を傷つけてしまうような

奴らもいます。

 

でも、だからといってナイフを

作った人に罪はないですよね。

 

ナイフは食事をするための道具で

あって、人を刺すものではない。

 

なのでナイフ作った人ではなく、

使い方を守らない人が悪いわけです。

 

 

 

自分は軍事力についても、

これと同じような考え方を

するべきだと思いますよ。

 

軍事力を持つことが悪いのではなく、

用途を間違えないことが大切です。

 

国際法に則って正しく使うことが

大切である。

 

ナイフを持ってるからといって

人を刺すわけではない、というのと同じで、

軍事力を持ったからと言って、

戦争をしようとしているわけでは

ありませんからね。

 

戦争を防ぐため、また日本国民の命と

財産を守るために軍事力を持つのであって、

戦争がしたいわけではない。

 

国際法上、軍事力を持ってはいけない、

というルールなどありません。

 

戦争はやむを得ない場合に限って、

ちゃんとルールに従ってやりましょう、

ということが決められています。

 

例えば、ロシアとウクライナ

「戦争してるんだから、どっちもどっち」

と、とんでもないことを言う人が

一部いますが、ウクライナ軍はちゃんと

ルールに従ってやっていますから、

悪くないです。

 

もし、ウクライナが軍事力を

持っていなかったら、

あるいは「戦争をしたくない」と言って

降伏していたら、どうなったか。

 

それは、ロシアが軍事力によって

一方的に国境線を変更する、という

国際法違反の行為を許すことになる。

 

ウクライナはロシアに飲み込まれ、

明日からウクライナ語は廃止です、

子供にはロシア語で再教育します、

みなさん、これからはプーチンの言うことを

聞くようにしてください、と。

 

そういうことになるわけです。

 

 

 

軍事力を強化しようとしている

日本政府や自衛隊の方々のことを

悪くいう人がいますが、

それは殺人事件の責任を

ナイフを作った人に転嫁しているのと

同じです。

 

人を刺すためのものとしてナイフを

作ったのなら作った人が悪いですが、

そうではないので、作った人ではなく、

使用方法を守らない人が

悪いのです。

 

軍事力の「使い方」に

対する懸念を言うならわかりますが、

軍自体にどうこう言うのは違うと思います。

 

日本が軍事力を強化する目的は、

戦争をするためではなく、

他国からの攻撃を思いとどまらせるため、

そして万が一攻撃された場合に

ちゃんと国民の命を守れる体制を

作るためです。