山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

【侍ジャパン】例の大谷翔平のバントについて話そう

 

侍ジャパンは1次ラウンドから

準々決勝まで全勝で勝ち抜き、

いよいよ21日には舞台をアメリカに

移して準決勝ということになります。

 

準々決勝では、大谷翔平が2打席目で

まさかのセーフティーバント

成功させたことが話題になりました。

 

 

あのバントに関しては、

「バントすれば決まるだろうなぁ」という

雰囲気は、正直ありましたよね。

 

というのも、相手のイタリア代表は、

打者によって大胆な守備シフトを

敷いていました。

 

大谷の場合、右方向へ強いゴロやライナーの

打球を打つという特徴を持った打者なので、

それを対応できる守備シフトを敷いていた。

 

セカンドが一二塁間に、

ショートが二塁ベースのやや右に、

そしてサードが三遊間のショート寄りに

配置されていたわけです。

 

 

そうなると、

3塁線がガラ空きになりますから、

半ばセーフティーバントし放題というような

状況になる。

 

大谷は1打席目から、

「これはバントすれば決まるな」と

わかっていたと思います。

 

でも1打席目はノーアウト一二塁という

先制のチャンスで回ってきたので、

打って走者を還すことが優先なので

普通にヒッティングした。

 

ところが2打席目は1アウト走者一塁で

回ってきた。

 

ここは、チャンスを広げて

4番・5番に繋げたいという場面だったので、

バントという選択をしたと思います。

 

 

 

野球解説者の谷繁元信氏は

 

「僕がキャッチャーだったら、

バントは予想できないと思う」

 

「いくら守備シフトが敷かれていると

いっても、正直、誰も想像して

いなかったんじゃないか」

 

「どれだけ周りの状況がよく見えて

いるんだ、と思った」

 

と解説しています。

 

谷繁さんの言う通りで、

野球に詳しい人からすれば

「バントすれば決まるよな」というのは

わかっていたけれど、

「まさか本当にやるとは」という

感じですよね。

 

試合の流れ、守備シフト、

走者一塁という状況など

いろんなことを考えて、

バントという選択をした。

 

チームが勝つために必要なことを

冷静に分析できているというのが、

大谷の凄いところです。

 

 

大谷はよく二刀流ということを

言われますが、投げる・打つだけではなく、

こういう頭脳プレーもできるし、

足も速いんですよね。

 

足が速くないと、セーフティーバントという

選択はなかなか出来ませんからね。

 

そういう意味では、大谷は

二刀流ではなく、何本も刀を

持った選手だと思います。

 

準決勝以降の活躍にも期待ですね。