正直、片岡健太さんに対して
「歌上手くないじゃん」って
思ってた時期もありました。
ですけど、sumikaの良さって
そこじゃないんですよね。
sumikaの音楽は優しさや
温かさで溢れていて、
sumikaの音楽を構成する一音一音が
全部優しいんです。
で、片岡さんの真っ直ぐな歌声。
片岡さんが「技術」ではなく
「心」で歌ってるからこそ、
sumikaの音楽は多くの人の心に
響くんですよね。
歌手は上手いかどうかより、
伝わるかどうかが大切です。
気持ちを込めて歌い、
それが聴いている人の心に伝わったときに
初めて、歌の力というのが
発揮されると思うんですよね。
聴いた人の心の住処のようなバンドに
なりたい、というのがバンド名の
由来だと聞いたことがありますが、
本当にそのバンド名の通りです。
もしも片岡さんが高いテクニックを持って
サラッと歌っていたら絶対に
そういうバンドにはなれないわけで。
sumikaのメンバーたちの
優しさや思いやり、それと内に秘める
熱さというのが伝わるからこそ、
こうやって多くの人に自信をつけさせて
くれるような、そんな力が宿るんだと
思います。
メンバーどうしの温かい関係性と
いうのも、sumikaの音楽の温かさの
所以なんでしょうね。
まだ詳しい状況がわからないですが、
大変残念で、受け入れ難い
ニュースです。
メンバーのみなさんが
前を向けるような状況になるまで、
待ちたいなと思います。