山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

部下を叱った後、すぐに関係修復をすることが大切

 

東広島市で、2012年に中学生が

先生に厳しい指導を受けた後、

帰り道で自殺してしまったという

事件がありました。

 

元々は、その生徒が悪いことをしたのが

きっかけなのですが、

複数の先生に繰り返し同じことを

何度も言われたこと。

 

そして、その後野球部の練習の中でも

「部活をする資格はない!」「帰れ!」と

叱責されたことで追い詰められ、

孤立感や無力感を感じたのではないか、

というのがご遺族の主張です。

 

 

悪いことをしたから、叱る。

 

これは、先生として当たり前のことです。

 

ただ、それはあくまで行為を叱るので

あって、精神的に追い詰めるような必要は

全くないと思います。

 

特に野球部の先生の「部活をする資格は

ない!」というのは、

それ本当に言う必要あるの?と

率直に思いますよね。

 

もう嫌というほど他の先生に怒られて

いるのに、さらに追い詰めるということを

する必要があるのか?と。

 

 

 

自分が読んだ、元教師の方が書いた

本の中には、生徒を叱った後は

原則としてその日のうちに

生徒とコミュニケーションをとり、

フォローをすることが大切だと

書いてありました。

 

生徒からすると、先生に怒られた後は

「自分は嫌われたんじゃないか」と

不安になりますよね。

 

そこをフォローして、不安な気持ちを

ちゃんと聞き出してあげて、

「お前はダメな奴じゃないぞ」っていうのを

ちゃんと伝えてあげないといけない。

 

 

 

最近、会社なんかでも

パワハラに敏感になってて、

部下を叱ることを自重しなきゃ

いけない、みたいな雰囲気が

あるところって多いと思います。

 

でも、悪いことをしたら叱るのは

当たり前です。

 

そこは別に、問題ではありません。

 

本当に大切なのは、その後しっかり

フォローしてあげて、

本人の気持ちを吐き出させて

あげること。

 

それをしないから精神的に

追い詰められるんだと思います。