山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

学校教育で「文理融合」が進む可能性があるらしい。

 

自民党の柴山さんが、

これから学習指導要領の改訂などで

文理融合が進んでいくかもしれない、

ということを仰っていました。

 

学習指導要領というのは、

学校でどういう教育をするか?という

計画書というか、ルールブックというか、

そんな感じのもので、学校の先生は

それに沿って指導をしていくわけです。

 

で、今の子供たちの課題として、

論理的思考力が足りないんじゃないか?と。

 

例えば数学というのは論理的に考えて

答えを導いていく作業ですけど、

これが得意な子と、得意でない子が

いますよね。

 

言い換えると、それが“理系”と“文系”の

違いだろうと思うのですが、

「文系だからって論理的思考力を捨てて

いいのか?」と柴山さんは指摘します。

 

柴山さんというのは過去には

文部科学大臣もやっていて、

自民党の中でもかなり学校教育に

詳しい議員さんなんですけど、

結局社会に出てから論理的思考力は

必要になってくるので、文系であっても

論理的思考力を鍛える、いわば

「文理融合」の教育にこれから

なっていくのではないか?とのことです。

 

 

これは、YouTubeで公開されている

とある学校の授業の一環で、

政治家の先生に実際に質問をしてみよう、

という企画の中での発言なんですが、

三浦瑠麗さんが司会をしていました。

 

で、瑠麗さんが、現状の学校の授業で

行われる調べもの学習や発表形式の授業と

いうのは、しっかり調べてきて発表して、

「ここが良かったです」というコメントで

終わりがちだ、という話をすると、

柴山さんもこれに同調。

 

1つの議題に対して違う意見を

ぶつけ合って議論をして、

「ここは同意するけど、それは違うと思う」

みたいな、そういうディベート

学校の授業でする必要が

あるんじゃないのか、と。

 

 

確かにその通りだと思いますね。

 

学校の授業で、調べものをしてみんなの前で

発表する、という形式の授業をすると、

「一生懸命発表してるんだから、静かに

聞いてあげようね」とか、

「発表者の良いところを探してあげようね」

ということを重視しがちですよね。

 

それはそれで大切なんですが、

そこで違う意見の人が「それは違うと

思います」と言える機会をしっかり作って、

お互いに叩きあって議論を熟成させていく。

 

そういう力は学校教育で

つけておいた方が社会でも役に立つような

気がしますね。

 

 

三浦瑠麗さんはこの授業の中で、学生に

知識を「入れる→考える→出す」という

プロセスの大切さを説きました。

 

入試などではどうしても、

入れる→出す という、最短距離で

解答する手法になっちゃうんだけども、

実際は「考える」を重視しなければ

いけない、と。

 

無論、入れずに考えるのも良くなくて、

新しい知識を入れずに自分の頭だけで

考えちゃうと、孤独論理になってしまう。

 

なので、知識を入れつつ、しっかり

それを自分で咀嚼して自分の頭で考える。

 

これが大切ですよね。