YouTuberコンビのヴァンゆんが、
活動を休止するそうですね。
再生数を意識して、動画のスタイルを
変えて、それで数字が伸びて
やりがいは感じていたそうなんですね。
ところが、次第に
「エンタメから遠ざかっているなぁ」
「これがYouTuberとしての成功なのかなぁ」
と考え始めるようになって、
活動休止を決めた、と。
評価されることと、自分のやりたいこと。
どっちを取るかというのが
すごく難しいと思います。
そういえばこれ、似たようなことを
島田紳助さんが言っているのを
聞いたことがあります。
幸運なことに自分は仕事がいっぱいあって、
今まで一生懸命頑張ってきて
お金も手にしたけど、
「これって本当に幸せなのか?」
「これは自分のやりたいことでは
ないんじゃないか?」という
焦りが次第に生まれてくるんだ、と。
そういう話をしていました。
紳助さんなんか、ものすごく頭の
良い人なので、番組制作側の人や
視聴者の思っていることを上手く
汲み取って対応している。
だからテレビでの仕事がものすごく
多いわけですよね。
若いうちは、そうすることが
正しいと思って駆け抜けるんだけど、
仕事が増える反面、
それは番組制作側や視聴者のための
仕事であって、自分の意思では
ないんじゃないか、と思い始める。
死ぬまでに自分のやりたいことを
やった方が良いんじゃないか?という
焦りが生まれてくる、と。
ヴァンゆんの2人はまさに、
この境地に入ったのではないかな、と
思います。
YouTubeは数字で評価される世界なので、
数字は意識せざるを得ないのかも
しれませんが、
一方で自分のやりたいこととか
自分の意思を無視してしまうと、
しんどくなってくる。
ベストは「やりたいことをやって、
それが必要とされる」という
ことなんでしょうけど、
それが簡単なことではない。
難しい世界なんだろうなぁと思いますね。