以前、栗山監督の著書を
読んだことがあります。
その中に書いてあったのが、
杉谷は不安を抱いているんだ、と。
ふとしたときに真顔で
「監督、僕はこのままで良いんですかね?」
と聞いてきたことがあるそうです。
まぁ、オフのテレビ番組でもお馴染みの
杉谷なんですが、
たぶん、不安症だからこそ
努めて明るく振舞っているタイプの
人だと思うんですよね。
打撃でなかなか結果が出せない中で
30歳を過ぎ、
本当にこのままで良いのか?と。
自分が若手のチャンスを奪って
良いのか?という不安を
持っていたのではないかな、と
察します。
まぁでも、杉谷は良い選手でしたよね。
「野球の上手いお笑い芸人」なんて
言う奴もいましたけど、
とんでもない。
間違いなく、プロの選手でした。
いろんなポジションを守ってくれて、
足も速い。
印象深い場面での一打も目立ちました。
代打でも代走でも守備固めでも使えて、
ベンチを盛り上げてくれる。
ベンチに置いておいて、こんなに
便利な選手はいない、と
前述の栗山監督の著書にも
書いてありました。
個人的には、現役引退の理由として
「体のこと」と本人が言っているのが
気になります。
体の状態が万全ではないという
ことなのか…?
まぁ、そこは本人も多くを語りたくは
ないのかな、という気がするので、
そっとしておきましょう。
いずれにせよ、本人は
「引退」ではなく「前進」と
表現していますから、
決して後ろ向きのことではなく、
前向きな決断なんだろうと思います。
同じ日本ハムのOBで言うと、
立ち上げ、いろいろな活動を
しています。
杉谷も起業するという話が
出ているし、スポーツマネジメントや
語学など、いろいろ勉強して
ファイターズに還元したい、
という気持ちなんじゃないかな、と。
今後の活躍も非常に楽しみですね。
11月5日の侍ジャパン戦、
しっかり目に焼き付けたいです。