山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

半分伝われば十分だよ

言いたいことが100%

相手に通じることって、

まずないんですよね。。


何かを伝えるとき、



① 伝えたいこと

言語化

③ 相手の理解



という段階を踏むわけですが、

まず①→②を完璧にこなすのが難しい。


思ってることを全て完璧に

言語化できるわけではないし、

言語化したとしても、

それをわかりやすく説明するのって

すごく難しいじゃないですか。


そして、たとえ完璧に言語化できたとしても

それを相手が全部理解してくれるわけでも

ないと思います。


そもそも自分と相手とでは価値観が

違うわけなので、自分の考え方を

他の人間が100%理解するというのは

不可能なわけです。




そうして削がれて削がれて、

相手に届くときには不完全な状態で

届くものだと思うんで、

基本的に伝えたいことの全てが

相手に伝わることはありません。


半分伝われば十分です。


その「半分伝われば十分」っていう

意識を持てるようになってから、

むしろコミュニケーションがスムーズに

いくようになりましたよね。




これは、塾のバイトとか

教職の経験から学んだ部分が

大きいです。


熱意のある先生って、

熱意だけは伝わるけど生徒は

ポカーンじゃないですか。笑


対してわかりやすい先生は、

全部を伝えようとはせず、

必要なことだけ端折って説明ができる。


それも、専門用語とかを使わずに、

わかりやすい言葉をチョイスしたり、

みんなが知っている概念に当てはめて

説明したり。


そういうことができるんですよね。


「伝えたい」という自分の気持ちが

先行するのではなく、

相手の目線に立って伝えるからこそ、

ちゃんと伝わる。


それも、自分が伝えたいことではなく、

相手が知りたいことを話すから、

生徒側も聞く気になるわけです。





伝わらないのは、決して自分の

伝える能力の欠如ではありません。


「そういうもん」なんです。


自分が思ってるとおりに伝わるような

もんではないんです。


だから、そこは妥協した方が

気持ち的には楽だと思うんですよね。