山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

昔より今の方が先生の質って落ちてるのかなぁ?

とある年配の方と話していて、

「ワシらのときは、先生がこんなに

『忙しい』『忙しい』とは言って

なかった。今の方が教員の質が

悪いんじゃないか」みたいな

ことを仰っていました。


なるほどなぁ、と。。。


自分は勝手に「先生は忙しいものだ」と

思っていたけど、昔は違ったのかも

しれません。




「先生の質が落ちた」っていうのは

確かに言えてるのかもしれません。


でも決してそれだけではない。


昔より今の方が、教育が難しく

なっているんじゃないかな?と

思うんですよね。



例えば、今は体罰に厳しい。


昔だったら、悪い子がいたら

「バカタレ」って言ってひっぱたけば

良かったんだろうけど、今はダメ。


だから、悪い子に対してどうやって

指導するかっていうことに、

今の教員は頭を悩ませなきゃいけません。



さらに、人格を尊重するっていう

時代の流れ。


今はちょっとしたことで

傷ついちゃう子が多いので、

その分先生が気を使わなきゃいけない。





そして何より、昔と今では

「授業」の概念がまるで違います。


昔は先生が一方的に教えていれば

良かったんだけど、今は違う。


先生が前で喋ってて、生徒は黒板を

写すだけっていう授業はもう

通用しなくなっています。


その分、どういう授業の流れにするか?

っていうのを先生は練らなきゃいけない。


使う教材作りだったりプリントづくりに

かなり時間を取っているのが

現実だと思います。




さらにもう1つ言えるのが、

成績のつけ方が昔より今の方が

複雑ですよね。


今の成績のつけ方は

「こういう基準でつけなさい」って

いうのが決まっている。


だから、その基準で評価するために、

先生はいろんなことをしなきゃいけない。


提出物をやらせるのか、

授業中に質問を投げかけるのか。


そういうことをやらなきゃいけない分、

授業の構成を考えるのにも時間を使うし、

提出物をチェックするのにも時間を使う。


そういうところだと思うんですよね。





だから、昔と今では先生がやる仕事って

随分変わったんじゃないかな、と

思います。


そりゃ、先生になりたい人なんて

必然的に減ってきますよね