山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

飛び降り高校生を書類送検。。。

去年、男子高校生が飛び降り自殺し、

さらに地上にいた女子大学生が

巻き添えになって亡くなるという

非常に胸が痛くなる事件がありました。


で、今日、その男子高校生が

「通行人を巻き添えにする危険を

予測できたはず」として、

死亡のまま書類送検になったと。



この件について、

男子高校生を責める声が

結構多いんですよ。


ひどいものだと、

「人に迷惑かけずに1人で死ねよ」とか。。



でも、「生きてても迷惑だ」

っていう気持ちが、間違いなく自殺の

引き金になるんですよね。


この男子高校生がどういうことで

自殺まで追い込まれたのかはわからない

ですけど、、、



とにかく、自殺するくらい苦しんだ人を、

そうやって責める人がいること自体

信じられない。。


通行人を巻き添えにするのを予測できた

って言うけど、死のうと思ってる人が

そんなことまで考えられるわけが

ないんですよ。




よく、殺人事件を起こした人が

「精神に異常をきたしていたから

仕方ない」ってなって、無罪に

なることがありますよね。


それ聞いて、納得できる?


できないですよね。




殺人事件起こした人は、精神に異常を

きたしているかどうかの審査がある。


なのに、自殺した人が、あたかも

精神が正常な人のように扱われて、

「通行人を巻き添えにするって

予測できたでしょ!」ってことで、

悪者にされる。。。


おかしくないですか?


正常な精神で、自殺するわけが

ないじゃないですか。


自殺する人が考えられることは、

「死にたい」と「ごめんなさい」だけ。


そういう人に対して、

書類送検ってことになるんだなぁ、と

ちょっと驚きましたけどね。。。




もちろん、巻き添えになってしまった

女子大学生の目線に立って考えたら、

自殺した男子高校生が悪いと思う。


でも、その男子高校生を責めるような

風潮こそが、「生きるのが怖い」

「死にたい」と思わせてしまう

原因なんだってこと。


そういう、人の気持ちも考えずに

安易に人を責める人たちひとりひとりが、

飛び降りた男子高校生と巻き添えになった

女子大学生、この2人の命を

奪ったんだって自覚して欲しいですよね。。