山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

【長文】ホークスの強さについて!

ホークスの選手はみんな

タブレットを持っていて、

いつでも相手選手の映像やデータを

見れるらしいですね。


それはある意味、ソフトバンク社が

ついているからこそできること。


そして、そのタブレットを使って、

工藤監督が選手にメッセージを

送ったりするそうです。


オフシーズンに入るときには、

二軍・三軍を含む選手全員に

工藤監督からメッセージを

送るんだとか。


「お前はこういうところが課題だから、

こういう取り組みをオフにしておくと

いいよ」と。




それってスゴいことだなぁ、と。


工藤監督が、二軍・三軍までの

全選手のことをしっかり見ていて、

ちゃんと分析している。


そして、「自覚を持ってやりなさい」

とか、そういう精神論的なことじゃなくて

「ここをこうしたらいい」って、

具体的なアドバイスができる。


監督が知識豊富で選手一人ひとりのことを

考えているっていうのがまず、

ホークスの強さなのかな、と。




それで言うと、ホークスはよく

育成出身が多いって言われますよね。


それも、選手を育てるプランが

しっかりしているからだと思います。


例えば、球速は速いけど

コントロールが悪いっていう投手を

育成で指名したとします。


その選手に対して、漠然と

「コントロール良くなれば面白いなぁ」

とかではなく、

「投球フォームのここを治したら

成長するはずだ」ってかんじで、

ちゃんと分析して育てるんですよ。


だから、育成の選手がどんどん

育って一軍の戦力になるんですよね。





それと、ホークスはコーチ陣の質が

すごく良いと思います。


例えば、戦術の分析に定評のある

森コーチがヘッドにいますよね。


それから、

西武や楽天で長年投手コーチを務めた

森山コーチを招聘したり、

楽天の平石元監督もコーチで招聘したり。


二軍にも、投手のフォーム矯正に

定評のある久保康生コーチがいて、

イチローや菊丸コンビを育てた

新井宏昌コーチもいる。

(久保、新井両コーチは今年で退団)



そんな感じで、コーチングスタッフの質が

ものすごく良いんですよね。


まぁ、いいコーチを集められるのも

ホークスの財力があってのことだと

思うんですけど、、、


お金の使い方がすごく良い。


他球団から選手を強奪するよりも、

選手にタブレットを配ったり、

いいコーチを招聘したり、

そういうことをお金を使っている。


「補強」より「育成」に

多くのお金を使っているからこそ、

安定した強さが

発揮できるんじゃないかな、と。





それと、今回の日本シリーズ

これが1番思ったことなんですが、、、


結局なぜセ・リーグがホークスに

勝てないかって、ホークスは

強くなることに対して妥協が

無いからなんですよ。


今回の巨人にしろ、

3連覇中のカープにしろ、

「このメンバーで優勝したんだ!

これで勝てなかったら仕方ない!」

っていう、ある種の開き直りが

あると思うんですよね。


カープ日本シリーズ出たときも、

タナキクマルで打てなかったら仕方ない」

とか思ったもんね。


でもホークスは違う。


「この人たちで優勝したんだから

この人たちを信じて戦う」とかではなく、

「勝つためにはどうしたらいいか」を

とことん突き詰めているんですよ。


そこにセ・リーグとホークスの

差が出てくるんじゃないかな、と。



だから今後、セ・リーグ

日本シリーズで勝とうと思ったら、

「勝つ」ということを

とことん突き詰めなきゃいけない。


例えば、カープがホークスの甲斐に

とことん盗塁を刺されて負けたことが

ありましたけど、、、


そこで、「走るのがウチの野球だ。

刺されたら仕方ない」ではなくて、

足で勝とうと思うんだったら、

どうやったら甲斐から盗塁を

決めれるかっていうのをとことん

突き詰めて考えるべき。


リードを大きくとった方がいいのか、

配球をしっかり分析して、緩いカーブを

投げてくるときに走るのか。


そういうのを常識の範囲内に収まらず、

とことん突き詰めるっていうことが

大切なんですよね。



だから、巨人はホークスに負けたからって

梶谷獲得したってダメ。


今いる選手の能力をどうやったら

最大限に出せるのかっていうのを

突き詰めて考えるべきだと思います。