「目の前に2つ道があったら
辛い方へ進め」
これは元プロ野球選手の
秋山幸二さんの言葉です。
秋山さんはホークスで監督を
やっていたんですが、
秋山監督ってずっと静かに
見守っているという
イメージなんですよね。
それがなぜかというと、
秋山さんが辛いことをたくさん
経験してきたからだと思う。
辛いことを経験した人は、
辛い人の気持ちがわかる。
だから、芯がとても強くなる。
その芯の強さっていうのが、
秋山監督が選手を静かに見守る
あの姿だったんだろうな、と。
要は、辛い方、辛い方に進むのは
それだけ成長に繋がるって
ことですよね。
それはそれですごく大切なことだけど、
ただ一方で、それが現代社会でも
絶対的な価値観なのか?というと、
違うと思う。
2つ道があったら
辛くない方を選ぶのも
悪くない選択だと思います。
今の教育っていろんな制約があって、
子どもの頃からやりたくないことばっかり
やらされるんですよね。
そういう学生時代を過ごしてきた中、
高校生・大学生あたりにもなって
わざわざ辛い方を選ぶことも
ないだろう、と。
中学生までで充分辛いことを
乗り越えているんであれば、
高校生あたりからは辛い方より
楽しい方を選んだ方が
幸せになれるんじゃないか?
そう思います。
辛いことをするのは「土台作り」です。
その先壁にぶつかったときに
乗り越えるための力をつけるために、
辛いことをしなければいけない。
ということは、その力がバッチリ
ついたんであれば、
その時点で辛い方じゃなくて
楽しい方を選ぶ権利が生まれる。
もちろん、楽しい方を選んだとしても
時々、辛いこともあります。
そういうときに逃げずに
乗り越えるってことが
重要なんであって、
わざわざ自分から辛いことを
する必要はない。
そう思います。