山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

「連帯責任」は必要か?

東海大野球部が一部部員の

大麻使用を理由に

無期限活動停止。


これをきっかけに、

「連帯責任は必要なのか?」という

議論が巻き起こってます。


大麻を使っていない部員まで

野球ができなくなるのは

おかしいんじゃないか?と。



そういえば自分も高校の頃、

バレー部の先輩の不祥事が原因で

1ヶ月ほど、男子バレー部は

体育館使用禁止!って

なったことがありましたね。笑


あれもよく考えたら、

おかしな話なのかもしれません。





ただ、個人的に思うのは、

連帯責任っていうのが

「必要」かどうかは置いといて、

「意味」はあるんじゃないかな、と。


中日ドラゴンズ監督の

落合博満さんの著書に書いて

あったんですけど、、、


例えば0-1の負けが

3試合続いたとして、

普通なら「投手が1点で

抑えているのに、なんで

援護してやれないんだ!」っていう

話になるんだけど、

落合監督の場合はそうじゃない。


「打線の調子が悪いのに、

なんで1点取られるんだ!」と

投手の方の責任を問うそうです。



その理由は、打者の責任だけを

問うってことになると、

投手陣がチームの負けに

向き合わなくなるから。


チーム全員でチームの負けに

向き合うためには、

「打線が悪いんでしょ」じゃなくて、

ピッチャーも含めてみんな一緒になって、

自分に何ができるか考えなきゃいけない…


それが落合さんの考え方です。





その理屈でいくと、

今回の東海大の件も、

本当に、大麻をやった人だけが

悪いのか?っていうのを、

他の人も考えなきゃいけない。


周りの人たちは、

どういう環境を作っていたか?

ということですよね。



例えば、テスト前に周りの人がみんな

勉強していたら、「自分も勉強しないと

ヤバいかも」っていう気になる。


逆に、周りの人が「勉強しなくても

いいっしょ」っていう雰囲気だったら、

「自分も勉強しなくていいか!」

っていう気になる。



そんな感じで、周りの雰囲気によって

1人1人の行動が決まる、ということも

あるわけなのでね。


もちろん、東海大の件が

周りの雰囲気が原因だ!とは

言わないけど、周りの人も

一緒になって「なぜ部員が大麻

使ってしまったか」を考えることには

意味があるんじゃないかな、と。



だから、連帯責任で全員が野球できなく

なるっていうのは不要かもしれないけど、

みんなでちゃんと話し合って、

これを機に改善出来ることはないか?

っていうことに向き合うのは

悪いことではないと思います。


責任はなくとも、原因は周りの人にも

あるかもしれないからね。