山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

「菊池の守備は言うほどじゃない」に反論したい!!

野球通なら知ってると思いますが、

「UZR」という守備指標があるんですよね。


簡単に言うと、平均点と比べて

守備でどれだけ失点を防いだか?という

指標なんですけど、、、


菊池のUZRって、一時期と比べたら

すごく落ちているんですよね。


去年のデータで言うと、、、


阿部 寿樹:10.0

中村 奨吾:8.8

外崎 修汰:7.5

柴田 竜拓:4.1

菊池 涼介:3.9

山田 哲人:3.0

浅村 栄斗:2.1

糸原 健斗:-5.4

渡邉 諒:-7.4


こんな感じです。


菊池の3.9という数字は、

セ・リーグのセカンドの平均点と

比べて、菊池は3.9点分多く失点を

防いでいる、という意味です。



セ・リーグパ・リーグで平均点が

違うので一概には比較できませんが、

菊池よりも守備で失点を防いでいる

二塁手が4人いるっていうのは

意外だと思います。




こういう数字もあって、最近

「菊池の守備は言うほどじゃない」

「菊池は衰えた」っていう人が

多くなってきています。


ただ、カープファンとしては

それを言われるのは悔しすぎる!!


俺らは菊池の守備にどれだけ助けられたか?

っていうのを知ってるからね。




菊池の守備を悪く言う人は結局、

生で菊池のプレーを見ていないから

言えるんだと思うんですよね。


守備の能力的には、菊池は今も

セ・リーグトップで間違いないです。


パ・リーグでは外崎や中村奨吾が

ものすごく上手いんですけど、

俺に言わせりゃそれでも菊池には

及びません。



じゃあなんでUZRで1位になれないかと

いうと、体が万全じゃないからです。


菊池は膝をやってるのもあって、

普段は少し手を抜いてるんですよ。


本気出せばとれるんだけど、

体にガタがくるから「やめとこ」って

ブレーキをかける。。。


そうやって、体で追わずに

目で見て「あ、やめとこ」って判断する

場面がものすごく増えました。


普段は実力の70%くらいで抑えています。





でも、勝負どころでは全盛期と

何ら変わらない守備を見せてくれます。


「ここは絶対に点をやれない」っていう

場面では、菊池は100%の守備をする。


だから、カープファンとしては今なお

「菊池の守備に助けられている」っていう

印象があるんですよね。




野村謙二郎元監督が、

「バットで取る点と守備で防ぐ点を

同じ重みと考えると、菊池は守備で

何打点も稼いでいる」みたいな

ことを言っていた覚えがあります。


全盛期と比べると、

菊池の守備の打点は減りました。


でも、「勝利打点」で見ると、

全盛期と変わっていないはずです。


それは、決してデータに現れないスゴさ。


「UZR」というデータだけでは

語れないスゴさなんです。




だから、データだけ見て

「この選手はダメだ」とか言わずに、

生のプレーをしっかり見てから

評価して欲しいなぁ、というのが

ありますね。。。


菊池がカープを強くしてくれたんだから、

本当にカープを応援している人なら

菊池に対して悪いこと言えないと

思うんだけどね。。