生徒が先生を叩くのって、
ものすごく簡単なことなんですよ。
「あの先生ウザイね〜」って。
なんで簡単に叩けるかっていうと、
やったことないから。
なんだってそうなんですよ。
野球やってない人が
野球選手を叩くのは簡単。
家事をやってない夫が
妻の飯を叩くのは簡単。
「やったことない人」が人を叩くのは
ものすごく簡単なことなんです。
でも、だからこそ一度立ち止まって
考えないと。
自分の考え方だけでモノを言うんじゃなく、
相手の立場に立って考えないと。
俺も、高校生のときは先生を
批判していました。
でも、大学生になって教育実習とか
経験すると、考えは変わった。
実際先生をやるのって大変なんです。
学生には絶対にわからない大変さが
あります。
「考えればわかること」もあるけれど、
考えるだけではわからないこともある。
やったことある人にしかわからない
大変さって、絶対にあるんです。
で、教育実習で「先生」という立場に
立ったとき、生徒からの批判がすごく
怖かったです。
「影でなんか言われてんじゃないかな」って。
だからやっぱり、やったことない人が
簡単に人を批判するのはダメですよ。
やらなきゃわかんないことがある
っていうのをっかりわきまえて、
ちゃんと考えてから発言しないとね。