合唱曲の「COSMOS」ってありますよね。
光の声が空高く聞こ〜える♪ってやつです。
「COSMOS」は、
男女で入りがズレていたりして
すごく難しいんですよ。
それで、自信を持って歌えないので、
入りで声がこもりがち。
だから、人気とは裏腹に意外と点数の
伸びにくい合唱曲なんじゃないかなぁ、と。
ただ、他の曲とは違う、この曲ならではの
武器が1つあります。
それは、大して強弱をつけなくても
良いところです。
最初ソプラノが歌っていて、
後からアルトや男子が入ってくるような
かんじになっているので、
強弱つけなくとも自然と
曲が盛り上がるようになっています。
それに、伴奏者の腕が良ければ
サビ前とかピアノで煽れるので、
それも曲の盛り上がりに繋がりますよね。
だから、この曲のポイントは
いかに入りを間違えないようにするか、と
いうことだけではないかと思います。
逆に点を取りやすいのは
「HEIWAの鐘」です。
僕らの生まれたこ〜の星に♪のやつですね。
この曲は、強弱つけやすいし、
元気で乗り切れるので
クラスの個性が出しやすい。
審査員好みの曲でもあるし、
男女の息さえしっかり合えば
自然と高得点になります。
音楽記号わからなくてもなんとなく強弱を
つけれるっていうのもこの曲ならでは。
歌詞が入ってきやすいので、
自然と感情移入しやすいんですね。
楽譜見たことないのでわからないですが、
たぶんピアノもそんなに難しくは
ないはずです。
「ジャジャーン」を上手く弾ければ
だいたい乗り切れます。
「あなたへ」も点取りやすいですよね。
愛と〜涙〜そして〜知るだろう♪
ってやつです。
これも良い曲なんですが、
1つHEIWAの鐘と比べて難しいのは、
早足になりがちなところです。
サビの「知るだろう」とか、
シルダロォッ!ってかんじで、タッタカと
早口で歌っちゃって、歌詞が潰れるんです。
「信じ〜合える〜」のところで
アルトの「あーあー」が頑張りすぎて、
それが気になって歌が入ってこないとかも
あるし。笑
だから、高得点にはなりやすいですが、
難しい部分も多い曲ですよね。
ただ、逆にそういう細かいところを
丁寧にやって、「あーあー」もいがらずに
美しくなれば、かなり良い出来に
仕上がるんじゃないかと思います。
もう1つ、代表的な合唱曲といえば
「心の瞳」ですね。
心の瞳は、完成度を高めるのは
難しいと思うんですけど、審査員好みの
曲なので、順位は高くなりがちです。
基本、綺麗に歌うことを心がけておけば
綺麗な仕上がりにはなるので、
多分「あなたへ」よりも点は取りやすいと
思います。
ただ、この曲は伸ばさなきゃいけない部分が
すごく多いので、そこで我慢して伸ばすのが
まず難しい。
楽譜にもよりますが、例えば
「君だけが今では〜」の「は〜」とか、
アルトだけ「は↑〜あ↓」ってかんじで
途中で音程が変わるんですよ。
そのときに、ソプラノと男子も
アルトに合わせてずっと「は〜あ」って
伸ばしてあげないといけない。
「は〜…」って萎んじゃダメで、
「は〜あっ!愛の全て〜」って感じで
シュッと決めないといけない。
これが意外と難しいです。
あと、単純に男子の音程が難しい箇所が
いくつかあります。
女子より遅れて入るところで
綺麗に決めるのが本当に難しい。
女子と同じタイミングのところは
少々音程が合っていなくてもバレないのですが
男子だけ目立つところはバレるので、
そこの音程を合わせるのは
この曲の至上命題ですよね。
ただ、正直言っちゃうと
音楽詳しくない人には音程が合ってなくても
絶対にバレないです。
COSMOSと心の瞳は語れたんですけど、
HEIWAの鐘とあなたへの話は
少し淡白になっちゃいましたね。。。笑
心の瞳なんかは、だいぶ研究したしね。笑
で、これまでの話をふまえて、結局のところ
点を取りやすいのはHEIWAの鐘ってことです。
点数の取りやすさは
HEIWAの鐘>心の瞳>あなたへ>COSMOS
合唱の難しさは
COSMOS>あなたへ=心の瞳>>>HEIWAの鐘
だと個人的には思います。
HEIWAの鐘が、簡単かつ点を取りやすい
最強の合唱曲と思っています。
心の瞳とあなたへは普通のレベルの合唱曲。
ただ、細かいところを丁寧に仕上げれば
HEIWAの鐘よりも数段高いクオリティに
なるはずです。
COSMOSは人気曲ではあるけど、
意外と難しいし点数も伸びにくい。
そして、合唱曲が難しければ難しいだけ
クラスはまとまりにくい。
COSMOSを歌うのであれば、
ガチで練習した方が良いので、
みんな笑顔の楽しいクラスよりは
真面目にやるときはしっかりやるっていう
優等生クラスの方が向いているかな、と
思います。
これはあくまで持論です。。。