山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

先生が怒って教室を出ていったぞ!←どうする?

本来、金曜なので教職授業のことを
書く日なのですが、今日の授業内容は
ブログに書けるほどの内容では
なかったので、かわりにとある
教育実習生の体験談を書きます。




その人の実習先の生徒たちが、授業態度が
悪かったみたいなんですよね。

それで、あるベテランの先生が怒って、
「お前ら全員で何がいけなかったか
考えろ!」と言い残して
職員室に帰っちゃったと。

で、しばらくして生徒の代表者が
職員室に来て「僕たちのこういう行動が
ダメだったと思います」と言ってきたと。

するとその先生は「いや、違うな。もう1回
みんなでちゃんと考えて来なさい」と言って
生徒を追い返したそうです。



なんで追い返したのか気になった
教育実習生は、先生にこう尋ねました。

「生徒が何を言えば正解だったんですか?」



すると先生はこう答えました。

「正解なんてない。何を言うかってことでは
なくて、なんでもいいから生徒がいろいろ
考えることが重要」




つまり、生徒は何を言おうと、最初から
教室に追い返される運命だったと
いうことです。

1回追い返すことで、生徒たちはより
真剣に自分たちの行動を思い返す。

そしていろいろ考えて話し合って、
1つの結論にたどり着く。

それが大切だという考えだったようです。




みなさん、どう思いますか?笑

生徒側から見ればすごく理不尽だし、
その先生のことがすごくウザいと思います。

でも俺はその話を聞いて、感心しました。


だってその先生は、本気で生徒のことを
思って、自分が嫌われ役になってでも
そういうことをしているわけでしょ?

わざと嫌われるって、普通は
できないですよね。

ある意味、先生は嫌われるのが仕事みたいな
ところもあって、どんなに生徒に嫌われてでも
「勉強しなさい」「挨拶しなさい」と
言わなければいけないんです。


それを俺は、変に生徒の気持ちを察して
言えないことが多いので、それを言える
先生のことをすごく尊敬しています。

意外に思われるかもしれませんが、
俺はこういうテクニックを使える先生に
なってみたいものです。。