山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

【革命】俺が高校教師になったらテストに授業プリント持ち込み可にします!

昨日の投稿とも関連のある話ですが、、、

今の教育に求められているものは、
知識量ではありません。

どんなに英単語や英文法を知ってたって、
いざ外国人に道を聞かれた時にちゃんと
答えられなきゃ意味が無い。

だから、知識量を問うのではなく、
その知識をどう使うか?が重要なのです。



その考え方でいくならば、俺は高校の
テストを少し変えてみても良いと思います。

どうするかと言うと、タイトルの通り、
授業プリントを持ち込み可にするのです。


教育実習で生物担当だったので
生物で考えてみたいと思います。

例えば、生物のテストで
「この細胞小器官の名称を答えなさい」と
いう問題が出るとします。

そしたら、「覚えているかどうか」の勝負に
なりますよね。

覚えてる人は「はいはい、ミトコンドリアね」と
普通に解答が書ける。

対して、覚えてなかった人は
「あぁー、なんだっけコレ?」ってなって、
空欄で終わる。

で、テスト返されてから「あー!そうだ、
ミトコンドリアだった!」と…



でも、それって意味あるのかな?と
思っちゃうんですよね。

ミトコンドリアっていう名前を覚えてるか
覚えていないか。

そんなん、本当に意味あるの?

だって、ミトコンドリアなんて言葉、
大人になって絶対に使わないですからね。笑



でも、かと言ってそういう問題を無くして
しまってもダメ。

無くしちゃうと、ほとんどの問題が
「説明しなさい」とか「考えなさい」とか
「計算しなさい」になる。

そうなると、勉強しても赤点を回避できない
人が出てきちゃいます。

だから、「この細胞小器官の名前を
書きなさい」みたいな単純な問題も
絶対に必要です。



そこで、授業プリントを持ち込み可に
するんですよ。


どういうことかというと、まず授業を、
プリントを穴埋めしていく形で進めていく。

で、その穴埋めした単語が答えになる問題を
テストに35点~40点分入れる。

例えば、授業プリントにミトコンドリア
絵が書いてあって、授業中に「これは
ミトコンドリアと言います」と教える。

そしたら生徒はその絵の近くの( )内に
ミトコンドリア」と記入する。

そして、その授業プリントをテストに
持ち込ませる。

で、テストにミトコンドリアの絵が書いてあって
「この細胞小器官の名前を書きなさい」という
問題が出たら、生徒は授業プリントから
同じ絵を探して、「あ、これと同じ絵だ!
ってことは、ミトコンドリアだな!」と
いう形で答えを書ける、と。


そういう手順で解ける問題を、テストの中に
35~40点分くらい設けておけば、
「授業プリントをちゃんと埋めておけば
赤点を回避できる」という状態になります。

どうですか、この案?

いいと思いませんか?


名称を答える系の問題を解けるかどうかが、
「覚えているかどうか?」ではなく、
「授業プリントをちゃんと埋めているか
どうか?」で決まる。

そうすれば、わざわざ将来使わないことを
覚えなくたって、授業さえちゃんと受けとけば
赤点を回避できる。

それなら、名称を答える系の問題にも、
問題を出す意味が生まれるでしょ?


大学のテストはノート持ち込み可だったり
しますが、高校のテストもそれに近い形に
しても良いのかな、と思います。