山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

會澤のリード

カープの會澤という
キャッチャーがいます。

今でこそ會澤はすごく評価されていますが、
つい最近までは「リードが下手」という
イメージが、多くのファンの中に
ありました。


しかし俺は、3・4年前から
會澤のリードは充分に一軍レベルにあると
見ていました。

自分は「會澤は上手い」と思って
いるのに、周りは「會澤は下手」と
言っているのがもどかしかったです。



確かに、會澤がブレークした2014年は、
リードが上手ではありませんでした。

しかし、石原という先輩から
いろんなものを吸収し、會澤はどんどん
成長していきました。

2016年頃には経験値も上がって、
本当に素晴らしいキャッチャーに
なってくれたと思います。

でも、會澤が本当に評価され始めたのは、
石原の出番が減少した去年あたりからでした。



會澤のリードの特徴は、
打者の裏をかこうとすることと、
セオリーに反してインコース
使うことだと思います。

その強気で大胆な配球が時として
凶と出ることがありますが、
ピッチャーを強気にしてくれる
良いキャッチャーだな、と思います。



にも関わらず、最近まで會澤の
リードが評価されなかった理由は何なのか。

それは、石原と比べられてしまうことです。

石原のリードは絶品です。

その石原が近くにいるために、
會澤は過小評価になりがちです。


加えて、會澤の打撃が良いということも
あると思います。

打撃が良いってことは守備は
できないんでしょ?という
固定観念から、會澤のリードは
評価されずにいたのだろう、と。


それともう1つ、下手な時期の
印象をいつまでも引きずっていること。

選手は一生懸命練習しているので
当然上手くなっていくのですが、
ファンはその練習を見ていないので、
いつまでも下手なイメージのままって
いうことです。



何が言いたいかって、それだけ
人は人をイメージだけでいい加減に
評価しがちなんですよね。

周りがみんな「會澤は下手」と
言っているので、それに流されて
「會澤は下手だ」と思い込む。


でもそういう奴らには、
「じゃあ、数年前の『下手』と言われてた
會澤と、今の會澤と、何がどう変わったの?」
と問いたいです。

たぶん、みんなそこを説明できないんです。

説明できないってことは、
それだけ知識がないってこと。

知識がないくせに、イメージだけで
「會澤は下手」と言い続けてきたんです。

そんな酷いことしといて、簡単に
手のひら返すんじゃねぇよ!と。

今回は會澤を例に挙げましたが、
多くの人っていうのは、それだけ
いい加減の人の評価をするんだ、と
いうことを知って欲しいのです。