山口のひとりごと。。

「ひとりごと」ですので、「そんな見方もあるんだな」くらいで流してもらえれば。

バレー部の控えとして思っていたこと

高校時代、俺はバレー部でしたが、
練習試合も含めてほとんどコートに
入ったことはありません。

基本的に、控えとして外から
見ているだけでした。


外から見ていて、俺は
中に入っている人の心理とか、
声のかけ方に着目することが
多かったです。


例えば、24点まで来ているのに、
エースがなかなか決めきらない。

そのときに、リベロの奴が
「早く決めろや!」と
厳しめの口調で言いました。

すると、エースはますます力んで、
スパイクをふかし始めました。

で、結局、25点目はライトの選手が
決めて終わったんです。



そのとき俺は心の中で
「本当に『早く決めろや!』と
言うべきだったのかな?」と
思いました。

なぜエースは25点目をなかなか
決められなかったのか。

そこを考えたとき、俺には
「責任感が強すぎて、力んでいる」
というように見えていました。

そうだとしたら、
「早く決めろや!」なんて言われたら
ますます「なんとかしないと」と
思って力んでしまいます。


そうじゃなく、例えば
「肩の力抜いて」と言われていたら
エースの心理はどう変わっただろうか?

「決まるまでレシーブ上げ続けます!」
「決めてくれるって信じてます!」と
言われていたら、どう変わっただろうか?




もちろん、「早く決めろや!」って
言った方が気合いが入る場合もあります。

でも、そこは性格だったり心理だったり、
いろんなことを考えた上で発言する
必要があるな、と思うんです。

よくカウンセリングのコツみたいな話で
「頑張ってる人に頑張れと言うのは禁句」と
言ったりしますが、それに近しいことを
やっちゃってる人は実は数多く
いるのです。


人それぞれ性格も違うわけなので、
その人に合った接し方というのは
重要だと思いますね。